【S2_最終XXXX】ウェーニバル・クエスパトラエース展開構築

はじめに

今回は当ブログに関わっている4人で考えたS2の構築を供養しておくものです。供養記事を書くと記録になりますし、思考が整理されるのが良いですね。

1993ブログだから1993構築?とでもいえばいいのでしょうか、【タピのこ族構築】とか?

とにかく、2023年1月のランクマッチシリーズ1最終シーズン、シーズン2のシングル構築になります。パラドックスポケモン参入前の最も狭い(であろう)プールでの対戦環境ですね。

構築の組み方としては、まず3人で構築の大筋の方針を立てました。分かりやすいという理由から展開構築が選ばれました。展開構築なので壁等のサポート枠、全抜きを狙うエース枠、撃ち漏らした残りをスイープするスイーパー枠の3つに分けそれぞれ考えました。結果的に集まった3人それぞれ2体ずつ候補選出できましたね。

最終ランクや順位、選出率等については4人分はカバーできませんが、とりあえずS1マニューラ軸を書いた人の目線を書いておきます。担当ポケモン以外については他の人が追記してくれると思います。

 

パーティ・個体紹介

ドラパルト@ひかりのねんど

おくびょう/のろわれボディ/テラス:フェアリー
195(252)-112(↓)-109(108)-121(4)-98(20)-195(124↑)
リフレクター/ひかりのかべ/おにび/たたりめ

サポート枠①、両壁を張ります。
調整は最速125族(準速ドラパルト)抜き、陽気マスカーニャの叩き落とす耐え、残り特防。これで臆病サーフゴーのシャドーボールも低乱数1(18.75%)。
環境最速の素早さに加え耐久もそこそこあり、両壁を高頻度で張れていました。鬼火を外さなければ文句なし。祟り目も技威力にものを言わせてかなり火力がありました。呪われボディがかなりえげつないことを言う時もあり、1ターン目に呪われボディが発動しただけで勝ちを確信することも……

ボーマンダ@こだわりメガネ

おくびょう/いかく/テラス:はがね
171(4)-139(↓)-100-162(252)-100-167(252↑)
りゅうせいぐん/ぼうふう/だいもんじ/テラバースト

スイープ枠①、環境上位の素早さから殴ります。威嚇でのサポートも兼ねます。
優秀な特性:威嚇と秀でた種族値から、エース役が通りづらい時に代わりに選出の柱になってくれたように感じます。眼鏡による攻撃は当たれば破壊力抜群。物理環境に威嚇はかなり刺さっていましたし、浮いているので地面の一貫を切れるのも偉かったですね。余り分かってないので誰か加筆して!

ウェーニバル@いのちのたま

ようき/じしんかじょう/テラス:みず
159(個体値28)-172(252)-100-x(↓)-95-150(252↑)
アクアステップ/アイススピナー/インファイト/ビルドアップ

エース枠①、壁等のサポートからアクアステップやビルドアップを押し、自信過剰による全抜きを狙います。
使ってみて個人的に火力がありすぎて驚いたポケモン。想定の1.5倍は火力がありました。普段一致テラスタルをしていなかったというのもあるかもしれません。一度アクアステップ自信過剰できてしまえば全てを破壊していました。水テラスアクアステップで草マスカーニャも乱数次第で倒せます。火力は十分な反面、面前で積むには耐久面は命の珠のダメージもあるので、最低限壁は欲しいな、といったところ。逆に、有利対面を作れればその1ターンだけで起動できるフットワークの軽さがありました。

エスパトラ@たべのこし

ずぶとい/かそく/テラス:かくとう
197(212)-58(↓)-122(244↑)-122(4)-82(12)-130(36)
アシストパワー/テラバースト/めいそう/みがわり

エース枠②、壁等のサポートから瞑想アシストパワーで全抜きを狙います。
調整は1加速で最速125族抜き(上のドラパルトと同速)にしてあります。マスカーニャやそれを抜くドラパルト意識の調整です。耐久の配分は諸説すぎて語れません。
サポートが前提ですが、いかなる受けポケモンでも止まらない最強の破壊力がありました。環境唯一の強特性:加速でアシストパワーの火力が毎ターン上がっていくのがえげつなかったです。

ハッサム@こだわりハチマキ

いじっぱり/テクニシャン/テラス:はがね
175(236)-198(236↑)-120-x(↓)-100-90(36)
バレットパンチ/とんぼがえり/どろぼう/インファイト

スイープ枠②、先制テニクシャンバレットパンチで掃除します。
調整はS1の上位構築記事にいたハッサムより速い調整をしつつ、H:16n-1、A:11nと効率を採りました。20振りラウドボーンまで抜けています。
スイープ枠ではありますが、ボーマンダと同じくこちらも十分すぎる火力があります。相手によっては鉢巻テラスバレットパンチでバレパンマンをしているだけで十分という話も。パーティ全体が苦手としているサーフゴーやエース枠でうち漏らしやすいミミッキュにも役割を持てている点が偉い、最後の方に決まった補完採用です。

オーロンゲ@オボンのみ(ゴツゴツメット

いじっぱり/いたずらごころ/テラス:あく
191(164)-189(252↑)-95(76)-x(↓)-96(4)-82(12)
ウルクラッシュ/ふいうち/ちょうはつ/すてゼリフ

サポート枠②兼スイープ枠、搦手を挑発で防ぎ捨てゼリフで展開を取ります。不意打ちでのスイープも。
調整は4振り同族抜き、H:16n-1しつつ総合耐久意識。
壁張役と思わせておいて挑発したり殴ったりするポケモン。持ち物は不定でしたが感触はオボンの方が良かったかな?悪戯心による補助技のイメージは強いですが、攻撃種族値も高く、普通に殴っているだけでも強かったです。殴っていて不利対面になっても、捨てゼリフで後続の負担を減らしつつ引けるうえ、生き残っていれば不意打ちでのスイープ性能もあるので偉かったです。ちなみに悪テラス不意打ちで耐久振っていないサーフゴーは飛ぶらしいです。

マニューラ軸をしていた人の個人的な)感想ほか

わりと真面目に構築を考えたのもあり、かなり戦える構築でした。バトルの(モチベと)時間が不足していたこと、個人の事情としてRANK1スタートしたことから、個人の結果としてはマスターボール級に行けずに終わりましたが、戦績は20戦16勝4敗の勝率80%だったので、わりと文句なし。エース枠の破壊力による爽快感も……クエスパトラはダメ計と睨めっこでしたが。難しいもので、確殺ラインばかり見ていて「瞑想じゃなくて襷ケアのアシストパワー2回撃つルート取ってたら勝ちじゃん」とかね。

選出データを取っていた17戦(うち4敗)での選出率はこんな感じでした。

ドラパルト 10/17(うち先発5)
ボーマンダ 4/17(うち先発1)
ウェーニバル 5/17(うち先発0)
エスパトラ 11/17(うち先発0)
ハッサム 7/17(うち先発0)
オーロンゲ 14/17(うち先発11)

オーロンゲの選出率が82%で飛びぬけてますね。適度に殴れて展開もできるのがやっぱりね。

<選出パターン>

・オーロンゲ+ドラパルト+クエスパトラ(6回)
…先発はオーロンゲが4回、ドラパルトが2回。挑発が欲しい相手に。

・オーロンゲ+クエスパトラ+ハッサム(4回)
…先発はオーロンゲ。受け寄りな相手に。

ボーマンダ+ウェーニバル+あと1(3回)
…先発にサポート役どちらか、さらにはハッサムを入れてボーマンダ先発も。サイクル寄りな選出ですね。

ちなみに、エース枠のどちらも不在だったのは、対雨パでのドラパルト+ボーマンダ+オーロンゲ(1回)のみでした。サイクル寄りの選出で、あえていえばボーマンダエースですね。

振り返ってみて、オーロンゲでいい具合に削った後にウェーニバルを着地させ自信過剰のおやつにする「先発オーロンゲ+ウェーニバル+何か」は軽く動けて強そうだなーと思ったのですが、この選出は3回しかやってなかったみたいです。もう少し意識出来てたら選出変わってたかも?

おわりに

気づけば2月も中旬。シリーズ2、パラドックス環境は楽しんでいますか?
S3は今のところ今回のように複数人で構築を考える企画はないですが(毎シーズンは相当カロリー高いですし…)、1シーズンおきにでもできると面白いかもしれませんね。