はじめに
今回は、先日スカバイで行ったタイプ統一戦のパーティ紹介を行っていきます。基本的にはタイプ統一パを用いたシングルバトルなんですが、変則と書いたことからも分かるように、特殊ルールが二点ほどあります。
一つは、選んだタイプではないポケモンを一匹パーティに加えること。ただし、このポケモンは何を選んでも良いと言う訳ではなく、選ばれたタイプに「見える」ポケモンであることが条件です。
これは、ドラゴンタイプを司るはずのワタルがプテラやギャラドスを、赤・緑版のナツメがモルフォンを、むしタイプ好きのはずのリョウがドラピオンを手持ちに加えていたように、それっぽいポケモンを手持ちに加えよう、というルールになります。お遊び企画ですし、タイプっぽさについては自己判断です。
二点目のルールは、テラスタルの制限について。今回はテラピースの節約も兼ねて、テラスタイプはポケモン固有のタイプのみ、それっぽい追加枠ポケモンについては、固有タイプに加えてパーティとして選んだタイプへの変更も可能としました。
先の例でいえば、ドラゴンタイプを選んだワタルのプテラは、固有タイプの岩・飛行に加えてドラゴンへのテラスタルが可能となります。
長々と書きましたがルールはここまで。以下パーティ紹介となります。なお、今回に関しては環境も何もないため、事前考察の類はありません。
パーティ紹介
タイプ選択理由
御覧の通り、今回は数あるタイプの中から毒タイプを選ぶこととしました。大きな理由はないものの、以前剣盾でタイプ統一を行った際にも選択肢にあったことや、今作で復帰したモルフォン、長年使ってみたかったドクロッグなどが一つの決め手になりました。ちなみに剣盾で毒タイプを選びたかった理由はニドキングとクロバット。入国を切に願っております。
毒タイプを使うにあたって
毒タイプの売りを挙げるとすれば、必中のどくどくと、無効はなくとも比較的固いタイプ相性あたりがすぐに思い浮かぶでしょうか。言うまでもなく、環境に蔓延っているらしい毒菱を消せることや、毒の状態異常にならないことも強みとして挙げられます。
ただし、今回は早々に状態異常を用いた受けっぽい立ち回りはしないことに決めました。理由は、毒タイプで受けを成立させる場合に使うことになるであろうドヒドイデとモロバレルを使いたくなかったからです。
ドヒドイデは以前のランクマで使用していて満足していましたし、モロバレルに関してはダブルバトルの方で使用していたため、言ってしまえば新鮮味がなくなっていたんですよね。なので、今回はただただ殴るコンセプトで毒タイプを使っていくことにします。
ポケモン紹介
エンニュート@いのちのたま
ひかえめ / どんかん / テラス:炎
オーバーヒート / ヘドロばくだん / りゅうのはどう / ねこだまし
143-×(↓)-80-179(252↑)-81(4)-169(252)
特殊アタッカー・スイーパー。全体的にパーティが鈍足気味だったため、足の速いポケモンとして白羽の矢が立ちパーティに迎え入れました。パーティとしては、比較的速いSで上から殴れるスイーパーの他、後述する蝶舞バトンモルフォンの繋ぎ先としての役割もあります。
技構成はタイプ一致技であるオバヒとヘド爆、エンニュートが覚える特殊技の中ではまだましなタイプ不一致・竜の波動、最後はお遊び枠の猫騙しです。毒タイプの技に関しては火力を取るならヘド爆一択なんですが、炎技については結構選択肢があって迷いました。
火炎放射、大文字、オーバーヒート。基本的に放射を選びたい側の人種ではあるんですが、火力面での信頼がおけず、悩んだ結果オバヒに。蝶舞で特攻が上がっている可能性はありましたし、紙耐久ポケモンに命中85の技を撃たせる胆力が僕にはありませんでした。かと言って90でも嫌なんですけどね……。
竜の波動は、先にも書いた通りまともな特殊技を覚えないため。一応、ドラゴンタイプはタイプとしては選ばれずとも戦うことになる可能性はあると考えていたので、上から弱点を突けてワンンチャン作ったのは偉い。遊び枠は完全にダブルでの使い勝手に毒された結果の悪手でした。襷は潰せますが、オバヒや後述の欠伸との兼ね合いを考えた悪だくみ、使いどころの多そうなアンコールなんかの方が百倍良かったと思います。
余談ですが、炎テラスのメス個体の孵化作業が地味に面倒でした。あと、特性は腐食にするつもりが鈍感に変え忘れていただけです。ちなみにどちらであっても対戦に影響はありませんでした。
ドクロッグ@きあいのたすき
ようき / かんそうはだ / テラス:闘
インファイト / シャドークロー / バレットパンチ / つるぎのまい
159(4)-158(252)-85-×(↓)-85-150(252↑)
物理アタッカー。鋼に対する打点が欲しく、前々から使ってみたかったこともあり採用。最終的にエンニュートも採用したため、鋼キラーとしての印象は薄くなりました。
襷+剣舞+バレパンで積んでも良し、スイープしても良し(だといい)な枠。技は最強技インファと速度を補うバレパン、コンセプトの剣舞は確定。残る一枠はタイプ一致やカウンターなんかも考えましたが、格闘に合わせて出てくるエスパーやゴーストへの打点としてシャドークローになりました。
使ってみた感想は「マジで火力ないなこいつ」。不一致とは言えそれしか入らないのか、と驚かされることもしばしば。とは言え、持ち物が優秀なこともありこのパーティの中では使い勝手の良いポケモンだったと思います。
ドオー@メンタルハーブ
しんちょう / てんねん / テラス:じめん
237(252)-95-81-×(↓)-167(252↑)-40
先発起点&天然特殊受け。後述するモルフォンやヌメルゴン、ドクロッグが安心して積めるための下準備が必要だと考え最終的に採用を決定。
技については特に語ることはなく、欠伸ループできればいいなと軽い気持ちで考えていました。当初持ち物は残飯でしたが、起点作りを徹底するため急遽メンタルハーブに。特性は水受けの乾燥肌ドクロッグもいましたし、欠伸の効かないポケモンの起点になるのも嫌だったのでノータイム天然です。
テラスタイプについてはどちらでも良かったものの、採用率高そうな地面抜群を消せてサイコショックも(比較的)耐えられる地面テラスにしました。
スカタンク@ふうせん
いじっぱり / ゆうばく / テラス:あく
かみくだく / ふいうち / どくづき / おきみやげ
189(84)-159(252↑)-95(60)-×(↓)-95(108)-105(4)
エスパー技&地面技カット枠。毒タイプについて考えている際、もしエスパー統一と当たったら悲惨なことになるなと考え採用を決定。恐らく毒タイプとしては3枠目に決定しました。
タイプ一致不意打ちの強さはドドゲザンやアラブルタケで学んだので、きっとスカタンクでも強いと血迷いA特化の残りは耐久振りです。陽気にしたところでたかが知れていますし、この環境ならいじっぱりで良いと思います。
技については不意打ちは確定として考え、残りは能動的に行動できる悪技として嚙み砕く、タイプ一致なら役割はあるだろうと毒突きを採用。最終枠は、大爆発と迷ったものの、ドオー以外に積む起点を作れる枠が欲しかったので置き土産に。
持ち物はエスパーに受け出しするポケモンらしく、チョッキでしばらく考えていましたが、どうせなら地面技も切ってしまおうということで風船にしました。スカタンクを見れば大爆発が頭を過ぎるのは当然として、そのうえで爆発を連想してしまう持ち物・風船を持たせれば対戦相手が大爆発を警戒するのは必至。これがメンタリズムです。
モルフォン@こうかくレンズ
おくびょう / いろめがね / テラス:むし
むしのさざめき / ねむりごな / ちょうのまい / バトンタッチ
177(252)-×(↓)-80-111(4)-95-156(252↑)
積みエース兼バトン枠。今作での復帰を知って以来、いつか使ってみたいと思っていた他、憎き地面技を等倍で受けられる貴重な毒タイプなので採用を決定。地面技対策はモロバレルは別として、その他に輝石ゴーストが候補でしたが、進化前だと電磁波を覚えないと知り不採用通知を送りつけました。
純粋に積みアタッカーとしての採用も選択肢にあったものの、蝶舞バトンは貴重な個性なのでやってみることに。その結果コンセプトの技二つは確定。攻撃技はタイプ一致で特色を出せ、身代わりも貫通できる虫のさざめき、残る一枠はドオーなどの起点なしでも積めるように眠り粉にしました。
持ち物は襷をドクロッグに譲ったうえに、回復実の意味がある耐久なのか不明だったため、悩んだ結果、素早さ90でも上から打てると信じて広角レンズに決定です。ちなみに選出しなかったので事なきを得ましたが、特性の鱗粉は嘘で本当は色眼鏡にする予定でした。
ヌメルゴン@ラムのみ
わんぱく / ぬめぬめ / テラス:どく
ボディプレス / げきりん / とける / ねむる
197(252)-120-134(252)-117-170-101(4)
溶けるボディプレ物理受けアタッカー。毒タイプといって真っ先に思いついた毒タイプ以外のポケモンはヌメルゴンでした。たぶんおそらく、大半の人はヌメルゴンになると思います。奇抜さや面白さを考えると他のポケモンにした方が良かった気もしますが、それ以上にこのポケモンが好きなので採用です。
どのような型で使うかは迷ったものの、雨の中で進化させている際に「そういえばヌメイルだけで覚える技はあるのかな?」と調べたら、唯一溶けるが該当したので進化キャンセルして型も決まりました。別に強くはないです。
コンセプトのボディプレ溶けるは確定。ゴーストへの打点として特殊技も選択肢にありましたが、無振りでも強そうなので逆鱗を使ってみることに。残る最終枠は迷ったものの、かつて剣盾で存在したビルド眠るディアルガのことをふと思い出し、タイプも(ヒスイでは)同じなので眠るを採用。実質ディアルガです。結果、逆鱗の混乱や眠りに対処できるラムの実になりました。
元のBが低いためちゃんと積まないと火力は出ませんし、高速回復技もないためネタの域は出ないものの、特殊は無振りでも数値で受けられますし、しっかり準備できれば戦ってくれると思います。僕には無理でしたが可愛いのでOKです。
ちなみに、野生で光っているヌメイルが毒テラスなので準備は楽でした。使い所なんてほとんどないのでパッチは実質無料です。ぬめぬめ。
おわりに
おわりです。結局モルフォンとスカタンクは出しどころがなくベンチで終わってしまいましたが、作っている時は楽しかったので満足です。
改めて見てもパーティの並びは弱そうですし、実際平均種族値は500にも満たないんですが、それでも好きなポケモンたちが並んでいるのは見ていて気持ちが良いですし、組めて良かったと思います。
では私のターンはターンエンド。久しぶりにブログの最終走者でなかったのは我ながら頑張ったと思います。