長らく紹介してきた世代統一パの旅もいよいよ終わりです。ここまで1~7を消化してきて、最後に第8世代統一対決となりました。
昨今は禁伝ありどころか幻も自由の環境ですが、今回もこれまで通り伝説幻不可の6350シングルです。
さて第8世代、対戦環境でも散々見てきた優遇夢特性御三家を筆頭に技や能力が優秀なポケモン、鎧以降追加の準伝説系統の数もあり、これまでの世代以上に明らかな「強いポケモン」が多い世代です。最新世代なので当然ですね。正直御三家+エレキドラゴウーラで十分じゃないかなという気がしました!
とはいえせっかく世代統一という枠組みで作る以上、単純に強いポケモンを並べるのも物足りないですし、これと言って特別使いたいポケモンもいなかったので、コンセプトはなにか作りたいというところでした。
これまでは対戦相手の世代がわからない(ダメージ計算や素早さ調整をさほど気にしなくても影響が少ない)分ぶっぱ振りが多かったのですが(もちろん言い訳です)、今回はそれなりに仮想敵がいるのも厄介でした。
以前も使ってきて今回も最初に採用を決めていたドラパルトの型を(サポート型は既に使っていたので)物理アタッカーか特殊アタッカーか考えつつ興味のあるポケモンを眺めているうちに、「両刀アタッカーとしての運用」と「両刀統一パ」のコンセプトにたどり着きました。
このあたりはレジエレキ・レジドラゴあたりが両刀アタッカーとして動画投稿なども多い他、先述のドラパルトの型の豊富さや特殊エースバーンの存在など両刀可能なポケモンが目立ったためかもしれないですね。
両刀アタッカーのデメリットとしては性格による下降補正のデメリットを基本的に受けること、攻撃方面に努力値振りを厚くした場合の耐久や素早さ低下が大きく、物理受け特殊受けはっきりしていない相手に対して正直基本的にメリットがないです。
役割破壊で技を持たせることはメジャーですが、今回はしっかり両刀パーティを作る上で物理・特殊で基本的に2つずつ技を覚えさせること(よって補助技はなしとしましたが、「ふるいたてる」は入れても良かったかなと思います)、攻撃系ステータスに下降補正をかけないことをルールとしました。
おかげで面倒な遺伝技がひとつもなく、とても簡単な厳選でした。耐久に振らない以上ポイントアップ系のアイテムが不要であること、両刀個体は基本的にガチ対戦環境では使われないので妥協が許されることも楽ポイントです。
パーティ全体としては上から3縦されるのは大変面白くないので、素早さはある程度意識して特にエースバーンが暴れたときに抑えられるようにしています。
また、遅い両刀アタッカーに活躍の目はない(耐久に振る余地がない)ので基本的には中速以上のポケモンを選んでいます。
レジエレキ@磁石 NNなな
せっかち(S↑B↓) AC残りS トランジスタ
ボルチェン/10万/ワイボ/神速
NNは二刀流の大場なな(少女歌劇レヴュースタァライト)から。
両刀で有名な型です。S無振りでも性格補正だけで大体のダイジェットすら上を取れているので、AC全振り。トランジスタでの火力に期待して特殊物理ともに電気技、安定の先制技、有利対面交代読みで打つボルチェン。
かなり重いポケモンなので選出誘導としては存在感がありましたが、地霊に打点が全くないため向き不向きがはっきりするポケモンでした。
オーロンゲ@先制の爪 NNかりん
勇敢(A↑S↓) AC残りH 悪戯心
ソウルクラッシュ/不意打ち/嫉妬の炎/指を振る
NNは二刀流(正しくは双剣ですね)の三好夏凛(結城友奈は勇者である)から。
壁貼りのイメージが強いですがなかなかのAとそこそこのCがあります。耐久に振っていないためさほど強くないです。持ち物は光の粉の方が良かった気がしました。
指を振るは補助技ですが、悪戯心が腐るため最後の一撃として採用。おみとおしも優秀な特性ですが特性バレのリスクがでかすぎますね。
キョダイマックス対応。厳選をサボったのでDが31ではありません()
インテレオン@気合の襷 NNしょうへい
無邪気(S↑D↓) CS残りA 激流
狙い撃ち/エアスラ/不意打ち/蜻蛉
氷技を採用したかったのですがせっかくのキョダイマックス対応、ダイジェット用のエアスラを切れずに抜きました。物理でも良かったですが、Aに振っていないためちょっとまともな物理火力は期待できない数字です。Sは最速エースバーンを抜くため最速。
対面操作の蜻蛉と先制技の不意打ち、火力を補う急所狙い狙い撃ち、ダイジェット後の怯みルート狙いエアスラ。まぁこんなもんでしょう。下降補正な上にDが31ではないです。
ストリンダー@喉スプレー NNヤト
無邪気(S↑D↓) AS残りC パンクロック
オバドラ/爆音波/毒づき/ほっぺすりすり
NNは二刀流の夜ト(ノラガミ)から。
喉スプレーパンクロックでの音技が長所。しかしここは両刀アタッカーとして、Cは喉スプレーでの上昇をあてにする形でA振りにしています。素早さが半端ですが少しでも上を取らないと話にならないのでSは全振り。
フルアタの敵である身代わりを使った絡め手にも対応できるのが優秀ですね。キョダイあり種族ですがこの耐久でダイマックスする未来が見えなかったのとほっすりでの麻痺撒きや特性とのアンチシナジーがあるので非対応。
HとBが31ではありませんが、エレズンがベビィポケモンで厳選が面倒だったのでやめました。
ガラルファイヤー@とつげきチョッキ NNキリト
やんちゃ(A↑D↓) AC残りS 逆上
燃え上がる怒り/暴風/不意打ち/蜻蛉
NNは二刀流のキリト(ソードアート・オンライン)から。黒の剣士なので配布の色違いファイヤーに逃げずに原色個体を捕まえてきました。
AとCの振り分けを迷ったものの、ダイジェットでSを補う強硬手段であればSに振る必要がないことに気付いたためAC全振りという結論に。性格補正でD下降にしたのは元のDの高さから特殊技が少ないであろうことと、ほかに持たすポケモンがいなかったチョッキを着せてごまかしているからです。よく考えたら珠で良かった気もしますが、耐久振ってないのでそれだとダイマ3ターンすら生き延びることができなさそうですね。
ちなみに金冠をケチっているのでCがUです。逆上で上がるしいいでしょ。
ドラパルト@脱出パック NNリヴァイ
無邪気(S↑D↓) C252A172S84 クリアボディ
流星群/シャドボ/ドラゴンアロー/蜻蛉
NNはリヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)から。「二刀流 キャラ」で検索したら出てきたのですが、僕の中では二刀流という意識がなかったので驚きました。ちょっと目つきが似てませんか?
もともと6V個体を持っていたため今回努力値を振りなおしました。Sは最速インテレオン抜き調整。先発させて竜星脱出か蜻蛉での交代で有利サイクル作るのが狙いです。
やっぱり高個体値は正義ですね。
その他採用を考えて見送ったポケモン
・レジドラゴ
→技がほぼドラゴン限定であり、ドラパルトの採用が決まっていたことから役割がないと考えて落選。
・ウオノラゴン
→サトシの配布があったため厳選しなくていいのが何よりの魅力。ストリンダーと迷いましたがパーティ全体でフェアリーが重いため落選。
・アップリュー
→張り切りの印象が強いもののCも悪くない数値。弱いので落選。
・エースバーン
→ちょっとCが低かったのと、夢ヒバニーを持っていなかったのでめんどくさくて落選。
他にも候補はあった気がしますが、主なのはこのあたりでした。
NNの候補としては嘴平伊之介(鬼滅の刃)、ニダンギル(ポケモン)あたりが一応あります。シンプルに宮本武蔵(歴史上の人物)もありですね。
肝心の対戦結果は予想通り負け負け!やっぱり両刀は使いづらいねぇ!