はじめに
いよいよ世代パ統一も終盤戦。残る世代は6・7・8と、参加者の世代的には順当な売れ残り方と言えるでしょう。レギュレーションはシングル63、伝幻なしダイマ有、リージョンフォームは発登場作品の世代扱いとなります。
このレギュの定型文を書く作業にもそろそろ飽きて来たので、一人一世代でフィニッシュ、と行きたいところだったんですが……。
世代選択
4世代でポケモンは卒業、8世代で復帰した身としては、思い入れと言う点では8世代に軍配が上がるものの、最終的に選ばれたのはタイトル通りの6世代。
理由は好きで使いたいポケモンがいたから。使いたかったポケモンについては改めて後述しますが、まじで余程の理由がなければ選ぶべき世代ではありません。
知っての通り御三家は入国しておらず、準伝説はそもそも存在していない6世代。ニャオニクスの♂♀やパンプジンのサイズ違いなどを含めても選べる選択肢は50ちょい。しかもその数は進化前も含めてのものなので、剣盾においてはかなりの不遇の世代だと言えるでしょう。アニポケでも不遇だなんだと言われていますが*1。
事前予想&構築理念
残り世代最強は誰が何と言おうと圧倒的に8世代。エスバ/ゴリラ/ドラパ/ウーラ/エレキ/レイスポスと言った雑高スぺ&準伝ポケモンで他世代を蹂躙し尽くせるのは火を見るより明らかで、純粋に勝ちを目指すなら選ぶべきは8世代だと言えます。
ただ参加者の傾向からそんな厨ポケが選ばれることはないだろうとも思っており、同じ理由で7世代のUBを重く見る必要もないんだろうなとは感じていました。
とは言え気の迷いで連れてこられたエスバ一匹に轢かれるなんてしょーもない負けは避けたいですし、分からん殺しミミッキュにニチャられるのも癪に障るため、負けて悔しいポケモンだけは対策しておこうと言うのが今回の構築モットーです。
パーティ紹介
169(228)-✕-114(28)-163(252↑)-143-57(↓)
このポケモンを使いたかったから6世代を選んだ枠その①。初めてこのポケモンのビジュアルを見た時の衝撃は忘れられず、名前やタイプも含めて大好きなポケモンです。格好良さと美しさと歪さが感じられて良き。
元々の種族値はDの高さ以外目立った部分はないものの、特性「てきおうりょく」によって底上げされたタイプ一致技の威力は目を見張るものがあります。奇を衒わずに特殊型で育成、技はヘドロウェーブとりゅうせいぐんは確定と考え、残りはパーティが補えない水タイプと電気タイプを選択。調整は10n-1のHP調整を施したHC余りBです。
道具の選択肢は素直に考えれば珠かチョッキ。今回は火力不足が懸念されたことと、ダイマすれば死ぬことはないと踏んで珠にしました。
一応トリルエース()ではあるものの、当初その予定ではなかったために最速個体。Aについてもクイックターンを覚えさせようと思っていたためAを下げる努力も怠っています。
ちなみにトリルエースとしての適性は可もなく不可もなくと言った印象。ダイマ込みで押し込める状況はあるものの、毒・竜の一致技がともに無効化されるのもまた事実。通常のエース以上に介護が必要だと言えるでしょう。ただダイアシッドが適切に撃てれば気持ちいいでしょうし、ここまでダイアシッドを使いこなせるポケモンもいない気がします(希望的観測)。
197(252)-167(252↑)-91(4)-113(↓)-170-100
このポケモンを使いたかったから6世代を選んだ枠その②。『アルセウス』でヒスイの姿を見て一目ぼれ。ぬめっとした体表やフォルムもさることながら、目が個人的に大好きなポケモンで、オリジナル・ヒスイ共にまた違った愛嬌があります。
ドラミドロ同様特防が馬鹿みたいに高く、こちらは特殊流しとしてチョッキを採用。対面はレジエレキとかを想定。例え想定外のポケモンだろうが並みの特殊火力なら受けられる(はず)。
特殊はミドロがいるし、元々厳選していた個体が対カイオーガ用のいじっぱり個体だったので物理型をそのまま流用。これが特性のそうしょくを上手く使える型ではありますが、この世代ではせいぜいゴリランダーくらいしか強そうなポケモンはいないし、そもそもゴリラは物理だしと活かせる場面はそう多くないと思います。ちなみにアニメだとカルネのヌメルゴンはダンデのゴリランダーに負けました。
技は痒い所に手が届く草タイプのパワーウィップ、威力も強い地震、何かいける気がした馬鹿力、仮想敵も何もなく選ばれた大文字。炎パンよりは下降補正の文字の方が威力が出ますが、だから何だという気もする。ちなみにカイオーガに対してはほぼほぼ機能しません。
▶メレシー@メンタルハーブ(のんき/がんじょう)
157(252)-70-198(76)-70-193(180)-63
ミストバースト/リフレクター/ステルスロック/トリックルーム
初めて見た時に氷タイプだと思ったのは私だけでしょうか枠。最終的には役割から選ばれたポケモンではありますが、ビジュアルも可愛いし使って見たかったポケモンの一匹でもあります。夢を求め穴を潜ってたらすぐに5V(C抜け)のんき通常個体が出たので、運命を感じ銀冠と特性パッチを使いました。
当初は壁貼り要員としての起用を考えていましたが、トリックルームを覚えることを知って急遽トリル要員に。結果的にクレッフィの下位互換にならなくて良かったと思います。ただここだけの話、シングルのトリルはあまり好きではありません。
努力値は物理・特殊の両面を見た耐久調整。ある意味ぶっぱ。改めて考えるとBにぶっぱして良かった気がします。
▶ルチャブル@こだわりハチマキ(いじっぱり/かたやぶり)
153-158(252↑)-96(4)-81(↓)-83-170(252)
対ミミッキュ専用人型決戦兵器ルチャブル。その名の通り、どんなミミッキュでも上から特性無視で殴れば良いじゃない、を地で行く型になっています。ミミッキュのS意識で性格は陽気ではなくいじっぱり。
ハチマキアイヘなら一発でミミッキュを落とせますし、有利対面ならダイマしてダイナックルやジェットで積みつつ、ワンチャン全抜きを狙います。型破り&ジェット枠で採用していますが、デザインとかが地味に好きなポケモンの一匹です。
185(252)-90(↓)-135(252↑)-95(4)-89-146
かえんほうしゃ/ちょうはつ/はねやすめ/おにび
物理受けと見せかけた8世代専用物理受けポケモン。タイプ相性でエスバゴリラを受けられ、エスバに下から火傷を撒けるのは優秀です(机上論)。8世代以外でもフェローチェなんかはカモれそうですし、物理受けの代名詞クレベースとの差別化は出来ているはず。ただしドラパの受け出しは勘弁。
ファイアローと言えば疾風の翼でしょうが、今回は物理受けらしく炎の体。ほぼほぼファイヤーの劣化ですが、挑発を撃てるのは強みとなりえる……かも。地味に今回の対戦のお陰でヤヤコマとヒノヤコマの図鑑が埋まりました。
191(244)-118(252)-97-×(↓)-97-100(12)
電気タイプの一貫を切るために欲しかった地面タイプ。序盤ノーマルらしく全体のスペックは低いものの、特性ちからもちで馬鹿みたいな火力が出(ると思い)ます。
普通ASぶっぱの襷とかが主流なんでしょうが、何を受けれるかも考えずにH振りにしていました。最初はオッサン感の強いデザインに眉を顰めたりもしましたが、よくよく見てみるとブサカワって感じで良いと思います。
ちなみに岩雪崩は岩石封じだと思って覚えさせてしまっただけで、何か考えがあってのものではありません。役割としては、ギルガルドとかやれないかなあ、と考えていた記憶がかすかにあったので追記しておきます。
おわりに
選択肢が少ない分、考える余地は少なかったので楽ではあった反面、やはりパワー不足の感は否めず、どうにも消化不良の残る構築となってしまいました。禁伝環境下で種族値に頼っていた分、どうにも地に足の着いたポケモン対戦には苦手意識があります。
まあそんなことはさておいて、6世代自体に現状思い入れはありませんが、同じく未プレイの5・7世代に比べて全容がはっきりしていない分、逆に遊んではみたいと願望だけ書いて今回はこの辺で。アローラ。