少し間が空きましたが第6弾。63禁伝なしリージョンフォームは初登場リージョン括り。
今回は第5世代を紹介します。一度ピックされた世代は再使用不可のルールですが初回に選んだのがこの世代でした。
第5世代のポケモンの特徴としては革新的なデザインとそれに見合った尖った性能のポケモンが多いところにあります。種族値配分が汚いことで有名なバイバニラを筆頭としてあまりに残念なポケモンから、500に届かないながらも優秀な配分と珍しいタイプで活躍するナットレイのようなポケモンまで、よくも悪くも個性豊かな世代ではないでしょうか。
世代を選択する際に一番やり込んだ第3世代、あまり触らなかったものの使ってみたポケモンの多い第4世代と共に候補に挙がっていましたが、第5世代は私がポケモン(およびポケモン対戦)に復帰した世代であり、当時使わなかったものの面白そうだと感じるポケモンが多かったことから選びました。
あと純粋に強そう。
この世代にリメイク作品はないためBW・BW2のみが該当します。ストーリーが第4世代までと比べて重ために作られており、従来のわかりやすい悪を挫く物語よりも踏み込んだ内容になっています。
第3・第4世代の悪の組織(の首領)も信念を持って行動していますが、「ポケモンを使役することが正しいかどうか」という問いかけはゲーム内での一般市民に投げかけられるとともにプレイヤーに対しても考えさせるものだったと思います。
大抵世代を代表するポケモンと言えばチャンピオンの使うポケモンを中心に思い浮かぶものですがBWのチャンピオン・アデクの影の薄さ(というより、これ以降の世代では総じてチャンピオンの印象が弱くなっている気がします)もあり、実際はゲーチスやNの手持ちポケモンなどを中心に印象が分散している気がします。
この世代の人気投票結果は最近だとシャンデラが1位ですかね。
とりあえず紹介入ります。
シャンデラ@スカーフ NNちさと
控え目 CS残りH もらい火
火炎放射/シャドボ/エナボ/トリック
特攻実数値216、通りのいいメインウェポンで暴れる特殊エース。デザインも可愛いです。ボックスに以前育てたものがいたのでそちらを流用しましたが、都合よくA0個体でした。
特性はすり抜けも有用なので好みだと思いますがナットレイが炎を呼ぶのでメインウェポン強化のためもらい火採用してみました。感覚的にはどちらでもよさそうです。無効3タイプはさすがに強い。
剣盾になってからは旅パにも入っていて、対戦用にも早い段階で作ったポケモンでした。
ランドロス@オボン NNとうこ
腕白 HB残りたぶんA 威嚇
蜻蛉/地震/岩石封じ/地割れ
物理に威嚇入れて引く用。全体的に攻撃力は厚めに仕上がっていたので耐久に振ってみました。振ってから思いましたけど耐久も十分厚めに仕上がってました。
ナットシャンを筆頭に入れ替えを多用した対戦になると予想していたので後出ししやすくて蜻蛉が打てるランドを準伝から採用。昔はボルトの方が多かったですよね。
ASでもHBでもどう振っても戦える優秀な種族値と特性ですね。
ナットレイ@鉢巻 NNまや
勇敢 HA残り忘れた 鉄のトゲ
ジャイロ/パワーウィップ/はたき/ステロ
これも育成済み個体から流用。無駄に最遅です。防御方面は振っていないので思いのほか脆いです。
合計種族値489しかないとは思えないほど使い勝手のいいポケモンです。宿り木を絡ませてサポート型の印象が強いですが、Aも94あるのと得意不得意がはっきり出る分無駄に居座ることもないので鉢巻は案外使い勝手がいいです。
序盤だと基本的には不利対面が出てくるので安定択のはたき落とすか、後続サポートのステルスロックが多いです。
5世代のころと比べると鋼の耐性が弱体化してはいますが、格闘と炎をシャンデラで避ける動きはそのままに、等倍で一貫するようになった悪・霊を考えればいいというところですね。
ギガイアス@さらさらいわ NNさあや
のんき HB残りたぶんA すなおこし
ステロ/岩石封じ/重力/大爆発
砂始動要員。昔はすなおこしがなかったのでカバドリやバンドリと呼ばれる砂パが多かったように思いますが、この世代だけでも賄えるようになりました。最遅が望ましいですが十分遅いのでまぁいいんじゃないですかね。
サポートの定番ステロ岩石封じに自主退場の定番大爆発、さらに後続のメインウェポンが地震であることから重力も採用。B130はもちろんD80も砂嵐を考慮すると十分高いです。
こいつはあんまり昔は活躍してませんでしたが、チェレンの手持ちというイメージは強いです。
ドリュウズ@襷 NNますき
陽気 AS残りH すなかき
砂エース。よく3縦されてました。
基本は襷も頼りに剣舞してから3縦狙いか、相手の火力が半端ならさっさとダイマしてアースやスチルで耐久上げしてもいいですね。地震とドッヘンアイアだと浮いてる鋼半減が重すぎるのでワンチャンすべてを破壊する角ドリルが搭載されてますが、ぶっちゃけエアームドで詰みます。うまく重力サポートしてあげる必要があります。パーティ単位のバランス次第で角ドリルか剣舞の枠を高速スピンなどのサポート技にするのも手かもしれません。
ダイマ飴足りてませんでしたが紙耐久なのでそんなに問題になりませんでした。
バルジーナ@ゴツメ NNちゆ
腕白 HB残りS 防塵
はたき/羽休め/どくどく/挑発
ナットシャンに一貫する悪と霊をまとめて面倒みられるポケモン、いました。おまけに防塵がついているのでギガドリコンビと組ませても邪魔にならず、地面の一貫を切れるという噛み合いっぷり。
挑発が有効な相手より大抵早いS80に加え、H110B105D95と物理も特殊も受けられる耐久、はたき落とす・イカサマと使い勝手のいいウェポン、岩石封じ・蜻蛉帰りといった後続へつなぐ動き、多くが没収された羽休めどくどくコンボ、鉄壁・吹き飛ばし・黒い眼差しなど詰ませ・詰み回避のサポート技、改めて見てみると自由すぎる習得技ですね。
交代戦なので厄介な相手を流す挑発、高速回復技の羽休めが確定。次のサイクルが楽になるはたき落とすも個人的には確定という気持ちで、残り1枠が毒にするか攻撃にするかで迷いましたが、鋼はパーティ単位で炎・地・地と有利気味であることと、B振りゴツメでも十分回りそうだったために毒を採用しました。
実際にバルジーナ1体で全部詰ます勢いの試合もあり想像以上に強かったです。これまで使ったことがなかったこともあり、今回一番満足いくポケモンでした。どちらかというと作中では出番の少ないポケモンですが、ポケスペではホワイト社長の手持ちにも入ってますね。活躍した場面は少ない気がしますけど。
基本的に選出は第5世代が誇る好相性補完代表「ナットシャン」選出で通りの良さそうな方を先発、残りにバルジーナというパターンが多いです。ナットレイとシャンデラが五分五分の時はシャンデラから行っとくのが裏目少ないのかなと思っていますがよくわかりません。
地面が一貫しそうならギガドリ+バルジーナorランドロス。単体でのナットレイやシャンデラ選出も十分あるのでなんとも言えませんけど。
伝説ありで行くとなるとゼクロム・レシラム・キュレムが候補に挙がります。ナットシャンバルはそのままで砂パ部分を伝説に寄せる感じになるでしょうか。
残りの世代も少なくなってきているので(執筆時点ではこの世代で終わった世代がすべて記事としてあがることになります)、いよいよ余りもの…もとい馴染みのない世代での対戦となってきます。
第8世代が有利とは見られますが…きっと新たな発見がありそうですね。