世代統一パ紹介④-第3世代-

はじめに

間が空きましたが、今回も世代統一パの紹介です。レギュレーションは以前の記事でも触れられているため詳細は省きますが、シングル63、禁伝幻禁止のダイマ有、リージョンフォルムは登場作品の世代扱い。既に使用された世代は以降選べなくなるため、純粋な読み合いを越えた椅子取りゲーム的な読み合いも発生します。各世代が埋まったら企画終了です。

環境理解

世代順に記事を書いているため順番が前後しますが、今回は既に2、4、5世代が使用されている中でのパーティ構築となりました。使用された世代は使えなくなるため、残る世代は1、3、6、7、8世代。

見た目上使用できる世代は5世代分ありますが、純粋に勝利を狙うと言うよりかは思い入れ重視の企画であるため、参加者の傾向からして今回は1、3世代に集中することは目に見えていました。

そこで問題となるのは、現在ランクマ環境で猛威を振るっているサンダーの存在。命の珠を持ったサンダーのダイジェット&ダイサンダーを凌ぎ切れる構築を用意できるかどうかは、一世代を相手取る上で重要な要素となります。

また第三世代は600族が二種類存在する唯一の世代であり、技選択の段階からそれらのポケモンを対策する必要はあると感じていました。構築によってはそれだけで詰みかねないヌケニンの存在も無視できません。

使用世代の決定とその理由

ここまで偉そうに語っていますが、結局それらは後付けの理由付け。コロコロコミックルビサファのプレイ画像を見た時の衝撃は忘れようもなく、メタや強さを抜きに、使用する世代は思い入れから第三世代に決定しました。美麗な画質と横長のアス比、見た目にも新鮮なポケモンたちなど、今思い返しても盛り上がれるほどにルビー・サファイアは画期的まソフトだったと思います。

ひみつきちと言った寄り道要素も楽しく、余程熱中したのか、ルビー版は図鑑を完成させた唯一の世代となりました。突如草むらから出て来るアブソル、ヒンバスの出現率の低さ、いわくだきでジラーチが出る噂なんかは、ルビサファ世代なら盛り上がれる話題ですよね。

また純粋な思い入れだけでなく、剣盾まで対戦をしてこなかった身としては、当時の厨ポケたちを存分に使ってみたいと言う欲もありました。マンダのりゅうせいぐんは強い。

パーティ紹介

ボスゴドラ@メンタルハーブ(いじっぱり/がんじょう)♂

213(252)-215(252↑)-244(4)-×(↓)-97-84

メタルバースト/がんせきふうじ/でんじは/ステルスロック

第三世代が誇る600族詐欺ポケモン。ビジュアルは好きだったものの使ったことはなかったため、いい機会なので使ってみることにしました。ちなみにこのポケモンを使おうと思ったきっかけは「がんじょう」と「いやしのねがい」のコンボを決めてみたかったからなんですが、後述の通りラティアスからいやしのねがいは抜け落ちました。残当

技の選択肢が豊富で、特性による行動保証もあるため特に先発適正が高いポケモンだと思います。最終的に選んだ技は上記の通りですが、「ほえる」「ちょうはつ」「がむしゃら」あたりは候補として考えました。努力値はHA振り。初手のサンダーに対しても役割を果たせる型にしています。

サマヨールしんかのきせき(のんき/おみとおし)♂

147(252)-×-200(252↑)-×-151(4)-27(↓)

おにび/のろい/おきみやげ/いたみわけ

ルビーにおけるジュペッタと対を成すゴーストポケモン。そらのはしらでネンドールと共に出て来る姿が記憶に残っています。今回は物理を流しつつ後続に圧をかける枠として採用しました。

技はノーウェポン。おきみやげの枠はくろいきりの方が良かった気もしますが、後述のラティアスボーマンダで積みやすくするためおきみやげに。最遅なのは将来的にトリル要因として使う可能性を考慮したためであって、特に意味はありません。

挑発されたら終わり。

ラグラージ@いのちのたま(ひかえめ/げきりゅう)♂

175-×(↓)-110-150(252↑)-111(4)-112(252)

ハイドロカノン/だいちのちから/ふぶき/はかいこうせん

三世代が誇る最強の御三家。ルビーではキモリを選んだため懐かしさはありませんが、一時期ランクマでお世話になっていたため思い入れ自体はあります。

元々はあくびステロクイタンじしんのテンプレラグを使う予定でしたが、先発枠としてはボスゴドラと被ることもあり、何をとち狂ったか最終的にはミントまで使って特殊ラグとなりました。噛みあい次第では刺さる可能性もありますが、普通に使った方が断然強いです。特殊として使うにしても、Sぶっぱはやり過ぎだったと思います。また技構成を見てもらえば分かる通り、ダイマしないとただの両生類になり果てます。

メタグロスとつげきチョッキ(いじっぱり/クリアボディ

187(252)-205(252↑)-150-×(↓)-111(4)-90

バレットパンチ/れいとうパンチ/じしん/かわらわり

三世代が誇る600族の一匹。ダイゴサンが繰り出してきた際の衝撃は中々のものでしたが、バトルタワーをやり込むほどではなかったため、その強さを自分自身で感じることはできませんでした。強ポケとしての憧れから使ってみたかった枠その1。

パーティの役割としては、初手のサンダーと撃ち合いつつ、ダイマ技で耐久を上げて後続にも負荷をかけるダイマエース枠となります。技はサンダーやカイリューボーマンダへの有効打である「れいとうパンチ」は確定として考え、残りはダイスチル、ダイアース、ダイナックルとして運用できる技にしました。

CSサンダーはダイアイスで確定2発。防御に全振りしていても確定3発で落とせます。C特化珠ねっぷう媒体のダイバーンの場合はこちらも3発で落ちますが、ある程度負荷をかけておけば後述のラティアスボーマンダで上から倒すことは容易です。

ボーマンダ@ラムのみ(いじっぱり/じしんかじょう)♀

170-205(252↑)-100-117(↓)-101(4)-152(252)

ダブルウィング/げきりん/じしん/りゅうのまい

三世代が誇る600族その2。当時旅パで使っていたのは逆バリでフライゴンだったんですが、使ってみたかったので厨ポケ枠として採用。四天王ゲンジのボーマンダは印象に強く残っています。

役割は上記のメタグロスと同様の物理ダイマアタッカー。相手のパーティ次第でダイマ枠は使い分けます。特性は抜きエースとしての性能を高めるために自信過剰を選択。技は面白みのない4つですが、受け破壊のために特殊技をどこかに仕込んでも良かったかも知れません。持ち物はラムのみ。積むタイプのエースにはラムを仕込みたくなるタイプの人間です。

ラティアス@たべのこし(おくびょう/ふゆう)♀

187(252)-×(↓)-110-131(4)-150-178(252↑)

アシストパワー/マジカルフレイム/めいそう/じこさいせい

特殊受け兼積みエース枠。多くの人の例に漏れず、数ある準伝説の中でも大好きなポケモンラティアスだったりします。ちなみに使用したのはダイアドで捕まえた色違い個体で、元の性格が「れいせい」なのは個人的にお気に入りポイント。色違いは微妙なものも多いですが、ラティ兄妹の色違いは両方とも綺麗で好きです。ルビー当時は友人から「むげんのチケット」を貰って自力で捕まえた覚えがあります。

育て方はサンダーの上から技を押せる臆病最速。技選択はアシパ、瞑想、自己再生は確定として、4枠目はマジカルフレイムにしました。特殊受けとしての役割を遂行しやすくするCダウンは優秀ですし、このパーティにおいては貴重な炎技でもあります。無理なくヌケニンを処せるのも魅力ですし、悪タイプで詰まないのもポイント。

受け出しは難しいため、メタグロスボーマンダで場を荒らして特殊ポケモンとの対面を作る必要があります。一応、珠サンダーでも対面からなら打ち勝てます。持ち物はこの手の型のポケモンとしては安定の食べ残しです。

おわりに

と言う訳で前回に続き第三世代の世代パ紹介でした。この世代は思い入れも強く、ジュカインやアブソル、マッスグマシザリガーなど、使ってみたいポケモンは他にもたくさんいたんですが、安定寄りのパーティになってしまったのはちょっと心残りですね。

と、反省はこのぐらいにしてこの辺で次回予告。以降はGBAから機種が変わってDSの世代となります。ダイパは押しも押されぬ人気シリーズであり、自分自身楽しんで遊んだ記憶はあるんですが、金銀・ルビサファ時のような感動はなかったというのはここだけの秘密。

ではでは。