前回の記事、水統一対決も含め、長らくタイプ統一パで遊んでいましたが、このたび新しく始まった企画が世代統一パ。そのポケモンが初めて登場した世代を統一したパーティ同士での対戦です。
今回のレギュレーションは以下の通り。
・見せ合い６匹から３匹を選出
・パーティは任意の世代統一
（パーティ内のポケモンの初めて登場した世代を統一する）
・禁止・幻ポケモン不可
・レベルは50統一
なお、リージョンフォームについてはそのリージョンフォームが初めて登場した世代と見做されます。
（例：原種ライチュウは第1世代でのみ使用でき、アローラライチュウは第7世代の統一でのみ使用できます。）
世代によって使えるポケモンが全く異なり、使用できるポケモン数も世代間格差が激しいので、強さを追い求める場合はメタとなる世代があるのかもしれません。ですが、それよりも個人のその世代への思い入れ・愛着を感じられる企画となったように思えます。
さて、トップバッターは第1世代、ということでこの記事は第1世代、カントー地方のポケモン統一の紹介*1をしてまいります。
今回のパーティの組み方は非常に単純で、ポケットモンスター緑赤青バージョンのプレイに思いを馳せながらパーティを組みました。
まず、カントー地方の最初の1匹目ですが、マサラタウンのオーキド博士の研究所にてフシギダネをもらい受けます。一つ目のジムのあるニビシティまでの道中、コラッタやポッポ、キャタピー、ニドラン♂などを捕まえていきます。
ニビジムではフシギダネがタイプ上有利なこともあり、ここでフシギソウに進化します。オツキミやままでの道で、たくさんいる虫捕り少年を餌にポッポがピジョンに進化*2し、ポケモンセンターでコイキングを購入しますがボックス送り。
オツキミやまではピッピを捕まえ、拾ったつきのいしですぐさまピクシーに進化。ハナダシティへ向かって崖を飛び降りレインボーブリッジ、マサキの家とイベントこなし、ジムはまたしてもフシギソウが大活躍。地下通路を通ってクチバシティ、ディグダの穴でダグトリオを捕まえてサント・アンヌ号。
ダグトリオ・フシギソウでマチスも苦戦しないでしょう。ハナダシティに戻って居合切り、イワヤマトンネル経由でシオンタウン。おばけに追い返されてタマムシシティへ。
デパートでジュースを技マシンと交換してもらったり、マンションでイーブイを貰ったりし、タマムシジムは草タイプとのことで、すぐ右の道路の草むらでガーディ/ロコンを捕まえてデパートで買った炎の石。
お茶の力でヤマブキシティに入場すればシルフカンパニー、ヤマブキジム、サイクリングロード。ポケモンタワーからカビゴン、セキチクシティと先に行くルートもありますね。
何にせよなみのりができるようになれば水タイプのポケモンもほしいところ。イーブイをシャワーズにするもよし、各地で釣りをするもよし。この時点でサンダーやフリーザーを入手可能なのは冒険要素として熱いですね。
グレンタウンに上陸してカセキを戻し、研究所の床を踏み外し…ジムのクイズを解く*3。7つのジムバッチが集まったところで再びのトキワシティで謎に包まれたジムリーダーを倒し、そのままチャンピオンロード。道のりの長さからファイヤーは放置されがちな気がします。
四天王やチャンピオンにはあまり苦戦した覚えがないので、殿堂入り後はひたすらサファリゾーンでボールを投げたり、四天王を倒したり。
いやとっても懐かしいですね。
では、以下、この流れで組まれたパーティ紹介です。
フシギバナ 葉緑素＠命の珠(突撃チョッキ) ※キョダイマックス個体
控えめ 159(28)-x-104(4)-167(252)-121(4)-128(220)
ギガドレイン/ヘドロ爆弾/大地の力/ウェザーボール
マサラタウンで初めに貰うポケモンのうち、図鑑ナンバー1番～3番から採用しました。
技はキョダイベンタツ素材の草技、ダイアシッド素材のヘドロ爆弾、鋼に抜群を取れてダイアースになる大地の力、突撃チョッキ前提で上振れのあるウェザーボールを採用しました。
持ち物は結局命の珠にしましたが、ダイアシッドできても火力がいまいちで採用しがたかったので突撃チョッキより命の珠かな、と思います。そして命の珠ならギガドレインよりもリーフストーム/ソーラービーム、ウェザーボールよりも眠り粉のほうが強いような気がします。
Sは葉緑素で最速スカーフウツロイド抜きになっています。
御三家ポケモンだけあって十分な強さがあります。
ピクシー 天然＠オボンの実
穏やか 202(252)-x-106(100)-115-143(156)-80
ムーンフォース/アシストパワー/月の光/コスモパワー
オツキミやまで出ると嬉しいポケモンから採用しました。手前のプクリンもあると思いましたが、それならプリンになりそうなので避けました。
技はドラゴンに一致抜群を取るためのムーンフォース、コスモパワー前提でアシストパワー、回復技から月の光、天然オボンの実を盾に詰ませるコスモパワーとしました。
汎用性を欠いてよいならムーンフォースを小さくなるにするとかあると思います。
高火力鋼が相手にいると1積コスモパワー程度ではどうにもならないので相手を選びます。環境にザシアンをはじめとした鋼タイプが多いので選出がしんどく、選出したことがないので強いのかもいまいちわかってません。
キュウコン 日照り＠気合の襷
臆病 149(4)-x-95-133(252)-120-167(252)
マジカルフレイム/ソーラービーム/鬼火/置き土産
タマムシシティの東側の道路で、フシギダネ系列だとしんどいエリカ対策に都合よく手に入るポケモンから採用しました。
役割を起点生成に置いたため、技はCを下げつつ鋼を焼ける一致技マジカルフレイム、先発ステルスロック要因に抜群で刺しやすいソーラービーム、天然でも考慮される鬼火、AC2段階下降＆いななきやダイマ技を撃たせない置き土産を採用。
HSベースで襷を持たない選択肢もあると思いますが、禁止伝説環境では気合の襷がないとまともに動けないと思い襷を持たせています。
禁止伝説環境で一般ポケモンが活躍（積エース構築で）するには置き土産レベルのサポートは必須だったため、採用率はかなり高かったです。シナリオ的には同じく置き土産を使えるマチス対策のダグトリオにしてもよかったですね。
サンダース 蓄電＠脱出ボタン
臆病 159(148)-x-98(140)-130-115-195(220)
欠伸/身代わり/10万ボルト/バトンタッチ
タマムシシティの屋上でもらえるイーブイの進化系から採用しました。タマムシシティあたりになってくるといろいろなポケモンが手に入るので、ストーリー上でも一気に面白くなってくる感覚があります。
役割は前のキュウコン同様起点生成に置いたため、欠伸＋脱出ボタンを決めに行きます。
技は欠伸脱出ボタンの欠伸、欠伸への対応を見る身代わり、ボルトチェンジと諸説ありましたが居座って殴れる10万ボルト、欠伸を見て電気無効への交換への回答となるバトンタッチとしました。
Sは125族抜きで、まあ119族抜けていれば十分だと思います。
禁止伝説環境で一般ポケモンが活躍（積エース構築で）するには1体かけての欠伸サポートレベルの介護は必須だったため、採用率はかなり高かったです。
アグレッシブなシードラ 毒の棘*4＠進化の輝石 ※情熱の証
図太い 159(228)-85-160(244)-116(4)-66(4)-109(28)
熱湯/凍える風/クリアスモッグ/クイックターン
シオンタウン南、セキチクシティへ向かう南北に長いルートで釣りをすることで手に入るポケモンから採用しました。当時はキングドラがいないので最終進化でしたね。防御・特攻・素早さが進化前ポケモンとしては高水準で、渋い技を覚えます。
役割はザシアンやカイリューの受け。
技は燃やさないと無理なので熱湯、ドラゴンを削れて汎用性の高い凍える風、起点にならない＆積展開を更地に戻すクリアスモッグ、何かと便利なクイックターンとしています。
進化の輝石のおかげで防御実数値は240。ザシアンの攻撃（不撓の剣前）並ですね。
シードラを使いたいという気持ちが強かったので採用していますが、世代統一パ対決用パーティとしてはパルシェン採用の方が強そうです。
カイリュー マルチスケイル＠ラムの実
陽気 167(4)-186(252)-115-x-120-145(252)
ダブルウィング/逆鱗/地震/竜の舞
サファリゾーンやタマムシシティのスロットの景品で手に入る第1世代を象徴する600族から採用。個人的には進化前のハクリューが好きですが、シードラを採用してしまったので輝石が足りませんでした。
役割はこのパーティの積みエース。
技は一致ダイジェット媒体のダブルウィング、最大打点の逆鱗、鋼に撃てる地震、積技の竜の舞としています。
Sはいろいろ抜くために最速としています。
キュウコンの置き土産やサンダースの欠伸脱出ボタンから竜の舞を積みます。マルチスケイルは潰しておかなきゃ、と欠伸を受けても攻撃を選択して寝てくれる相手が多かったです。
命の珠を持たせていないこともあり火力が全く足りず、せっかく竜の舞をしてもザシアンのじゃれつくで攻撃を下げられたりと厳しいことが多かったです。2舞できればそこそこいい火力になります。
選出パターンは「サンダース＋カイリュー/ピクシー＋何か」もしくは「キュウコン＋カイリュー＋何か」という積構築、「キュウコン＋フシギバナ＋何か」という晴れ構築が（見ての通り）あります。
ピクシーはさておき、カイリューはマルチスケイルの存在からサポートがなくても1舞はできる気がするので、パーティコンセプトが良くなかったかもしれません。
ランクマッチ*5では7勝5敗、世代パ対決では全敗でした。
なお、他にも超メジャーどころであるサンダーも育てましたが、今回やりたいことはそういうことじゃないと思ったので没となりました。さらなる起点作成要因として後攻の尻尾トリックピクシーもいましたが、カイリュー以外の勝ち筋もほしかったのでこちらも没となりました。
